私は2019年3月に博士課程後期課程を修了しました。
後期課程ではじっくり研究に専念することができ、前期課程(修士)よりも更に高度な研究能力と物事の本質を理解する能力を育むことができました。
また、英語論文執筆、国際学会での研究発表や留学支援プログラムによる研究留学などを通じて、国際的に活躍できる人材に成長できたと実感しています。
また、知識だけでなく実際に経験して初めて理解することもあります。
時には試行錯誤的な作業になることもありますがその試行錯誤も楽しいですし、思い通りに動くロボットを完成させた時には何ものにも代えがたい嬉しさを感じます。
この嬉しさはロボットに限らずすべてのものづくりに関わる人が感じるものなのではないかと思います。
日産リーフは走行中にCO2を排出しない100%電気自動車です。
この電気自動車の開発に携わる中で、電気や化学の様々な知識も必要でしたが、モノづくりの基礎となる力学や工学を、大学で学べた事は大変有意義だったと思っています。
働きながら勉強する事もまだまだたくさんありますが、基本の考え方を身に着けておくことが重要だと感じています。
開発時、悩むことも多くありましたがリーフを発売でき、充実した気持ちです。
今は、街中で走るリーフを見かける事を楽しみにしています。
皆さん自分の成りたい将来像を描いてみて下さい!
学生時代は、機械工学科の研究室で毎日朝から晩までレスキューロボットの研究開発を行っていました。
ロボットの製作には、材料を切ったり穴を開けたりする機械加工が必要不可欠ですが、機械工学科は実習工場の設備も充実していて技官の方達には親切丁寧に教えて頂きました。
学科のカリキュラムの中でも様々な機械実習があり、特に鍛造実習は他の大学ではめったに体験できないものだと思います。
また、教員の専門性もバラエティに富んでいて学科の中でも様々な分野の勉強ができます。
ここ数年校舎の改装も行われたので、新しく充実した設備の中で講義を受け研究に集中できるはずです。
興味のあることには積極的に挑戦し、少しでも早く自分のやりたいことを見つけて、それに没頭し、未来のエンジニア目指して頑張って下さい。